2019
もくじ
青山学院大学陸上部原晋監督のプロフィール
#箱根駅伝 エントリー発表後、青山学院大の原監督は、恒例となった作戦名を「#ゴーゴー大作戦」と発表しました。充実の布陣で5連覇を目指します。https://t.co/4YcvTERBNN pic.twitter.com/qKbJfMkh8C
— 箱根駅伝速報(読売新聞) (@YOL_hakone) 2018年12月10日
名前:原 晋(はら すすむ)
生年月日:1967年3月8日(50歳)
出身地:広島県三原市
出身大学:中京大学
大学卒業後は、中国電力に入社し同社陸上競技部で活躍していましたが、2004年に中国電力を退社し、青山学院大学陸上競技部監督に就任しました。
「箱根駅伝に3年で出場、5年でシード権、10年で優勝争い」と宣言していたが、当初はなかなか結果が出ず青山学院大学の長距離部門は廃部寸前にまで追い込まれた時期もありました。
2009年に33年ぶりに青山学院大学を箱根駅伝出場に導きました。その後、翌年(2010年)には8位と躍進し、41年ぶりのシード権を獲得しました。
2015年の第91回箱根駅伝で往路・復路共に1位で青山学院大学を念願の初総合優勝に導きました。続いて2016年・2017年ともに完全優勝しました。2018年は往路では東洋大学に36秒差で往路2位となり往路優勝を逃してしまいましたが、復路で東洋大を逆転して史上4校目の箱根駅伝・総合4連覇を達成しました。
2018年は5連覇がかかっています。達成すれば日本体育大学(1969~1793)以来45年ぶりの史上2校目となります。
残念ながら5連覇は出来ませんでしたが、2019年の箱根駅伝では復路で6位から2位まで浮上するという連覇校の意地をみせました。青山学院の追い上げ、本当にすごかったですね。勘当しました。原監督が「連覇でチャレンジする気持ちが低下していた」と反省していました。若干の気のゆるみがあったのかもしれませんね。ぜひ来年は王座奪還をしてほしいですね。
2019年箱根駅伝の作戦名は?
青山学院大学の原監督と言えば、監督自ら面白可笑しく発表するスローガン・大作戦名が恒例で話題となっています。
2018年10月に都内で行われた監督会見で2019年箱根駅伝の作戦名は「ゴーゴー大作戦!」と発表されました。
「就任15年目です。箱根駅伝95回大会です。5度目の優勝、キーになる区間は5区。ライバルチームはゼッケン5番の東海大学かな。私たちは、アチチアチと燃えております。郷ひろみさんじゃないですが、名付けましてゴーゴー大作戦です」
と会見で語っておりました。
いつも面白い作戦名を大真面目でよく考えるなぁと感心しております。
原監督「アチチ!アチチ!!と!燃えておりますので🔥」
今年の作戦名は…
_人人人人人人人人人人_
> #ゴーゴー大作戦 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄@aogaku_rikujyou #箱根駅伝 #青学駅伝 pic.twitter.com/8HzCiwQpLs— 青学TVスポーツ (@AogakuYoutube) 2018年12月13日
過去の箱根駅伝の作戦名!
- 第91回箱根駅伝(2015年1月)「ワクワク大作戦」
- 第92回箱根駅伝(2016年1月)「ハッピー大作戦」
- 第93回箱根駅伝(2017年1月)「サンキュー大作戦」
- 第94回箱根駅伝(2018年1月)「ハーモニー大作戦」
- 第95回箱根駅伝(2019年1月)「ゴーゴー大作戦」
毎年分かりやすい言葉の作戦名が効果絶大なのが連覇が続いています。
監督の明るさがチームを良い雰囲気にして、個人個人の能力が最大限に発揮されているのではないでしょか?
スポ根が根強く2018年はパワハラなどが目立ったスポーツ界にもっともっと新しい風を吹かせてほしいと思います。
2019青山学院大学箱根駅伝メンバーは?
第50回全日本大学駅伝対抗選手権大会
見事2年ぶりの優勝となり大学駅伝2冠を果たしました!
この度は多くのご声援ありがとうございました! pic.twitter.com/t3njgFfjhO
— 青学大陸上競技部(長距離ブロック) (@aogaku_rikujyou) 2018年11月4日
5連覇がかかった大事な箱根駅伝のメンバーはどうなるのでしょうか?正式メンバーのエントリーは2018年12月29日の予定です。
11月4日(日)に開催された全日本大学駅伝では2年ぶり2度目の優勝を果たしていますが、その時のメンバーは下記のとおりです。
小野田 勇次(4年)・梶谷 瑠哉(4年)・橋詰 大慧(4年)・林 奎介(4年)・森田 歩希(4年)・鈴木 塁人(3年)・吉田 祐也(3年)・吉田 圭太(2年)
このメンバーが主力選手になってくるのではないかと思います。(若干の入れ替わりはあると思いますが・・・)
中でも注目すべきは
- 主将で絶対エース・2018年の箱根駅伝で区間賞の4年森田歩希
- 山下りのスペシャリストの4年小野田勇次
- 全日本インカレで日本人トップに輝いた3年吉田祐也
- 山登りに期待!3年竹石尚人
- 最後の箱根でアンカーか?4年梶谷瑠哉
などですね。
青山学院大学陸上部原監督名言集
原監督は名言でも有名ですよね。陸上に限らず、ビジネスにも役立つということで人気となっています。
たくさんの名言があるのですが、中でも印象に残った名言をいくつかご紹介しようと思います。
今の若い子は私たちの世代より頭がいいので、監督が「教えてやる」という態度は通用しません。いくらでも情報を得られる世代ですからね。たとえば私がサッカーの指導者で、古典的な戦術を教えても、選手たちはネットで欧州のリーグで使われている最新の戦術を調べられます。監督の仕事は教えるのではなく、選手の意識づけ、動機づけを行うことなのです。
確かに今は何でもインターネットで情報が得られますよね。でも、一番大事なのはメンタルとうことですよね。監督の仕事が選手の意識づけ、動機づけだと
悩みや懸案事項などが、走ることでいったんリセットされる。行き詰まった時ほど、無心で走って頭をスッキリさせると、アイデアが浮かびやすくなる。思考を深めたい人は、走りながら考えればいい。
走ることってとても良いのですね。走るのは苦手なのですが、やってみたいなって思います。
走ることが楽しくなるような「動機」を考えることが大事。「毎日10km、走る」という目標では、面白くない。「モテたい」「あの細身のスーツを着こなしたい」という自分がワクワクするような欲望をそのまま目標にした方が、やる気が出ます。
確かに動機づけ大事ですよね。ワクワクするような動機を目標にする方がやる気が出ますし、分かりやすいですよね。
私は営業マン時代にいろいろな会社を訪問する機会があり、それらの会社が掲げる社訓をたくさん見てきました。学んだのは、「長いのはダメ」ということです。長い社訓は、理解するのにも覚えるのにも時間がかかります。それでは結局、浸透しない。そう思い、様々なフレーズを考える際には、短くわかりやすくすることを心がけています。
これは作戦名に活きていますね。短く分かりやすいフレーズは覚えやすいし、頭に浸透しやすいのだと思います。
古い常識を打ち破り、強いチームを作るコツは同じベクトルを共有すること。私の指導方針の柱の一つが「考える集団を作る」こと。指導者が提示する目標や練習メニューに従わせるのではなく、選手自身が個人とチームの目標を設定し、やるべきことを決め、グループで話し合う。ベクトルを共有し「強くなるために、何をするべきか」を自ら考え、取り組めるようになれば、結果はおのずとついてくる。
確かに自分で考えることはとても大切ですよね。
日本の教育では自分で考える時間があまりないような気がします。そこを強化していくと日本のスポーツはもっと海外でも通用するようになってくるのではないかと思います。スポーツに限った話ではありませんね。
青山学院陸上部原監督の著書
実は原監督すでにいくつかの著書があります。
箱根駅伝で初優勝を導いた原監督が学生たちに語りかけた言葉やトレーニングの秘密について書かれた著書です。指導者や競技者・ビジネスマン・新入社員・学生など多くの人に響く言葉が満載です。
トップ営業マンだった原監督がビジネスでの営業手法を駅伝の指導に応用した秘密の指導法。高い目標設定とその実現の為に考えることはビジネスにも駅伝にも共通点があるそうです。原監督の指導法がよく分かります。
営業マンとしてチームを作り上げること、人を育てることを学んできた原監督の「人と組織」を強くするノウハウ。今までの常識にとらわれずに、陸上界の常識を打ち破った方法が47の言葉となって解説されている著書です。
青山学院大学駅伝部が原監督の元で実際に取り組んでいるトレーニング&ストレッチ法。49種類のメソッドを紹介した本です。55分のDVDが付いているのでとても分かりやすいです。
原監督の人を育て成功する為のメソッドがマンガで分かりやすく解説されている本です。
まとめ
箱根駅伝5連覇がかかった青山学院大学陸上部の原監督について、原監督の名言や作戦名について、注目の選手、原監督の著書について紹介してきました。
箱根駅伝5連覇は残念ながら達成できずに終わってしまいましたが、ここか復活する姿をまた観たいと思います。